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畳のしくみ・畳ができるまで〜小さな会社だからこそできる丁寧な仕事
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畳のしくみ・畳ができるまで

■畳のしくみ
■畳ができるまで

【まずは畳の各部位の名前をおぼえましょう】

畳各部の名称

【畳のサイズ】

畳のサイズは地域によって様々、呼び名も違います。

寸法呼称主な地域サイズ
京間
(本間)
近畿・四国
中国・九州
95.5×191×5.5cm
中京間
(三六間)
愛知・岐阜・三重91×182×5.5cm
江戸間/田舎間
(五八間)
静岡以北88×176×5.5(6.0)cm
団地間
(五六間)
全国85×170cm前後

従来の畳床は圧縮された稲ワラだけ(左)で作られていましたが、最近ではコンクリート造など、気密性の高い住宅が増えたため、より耐湿性・耐熱性が高く、防カビ・防虫効果も高いポリスチレンフォームやインシュレーションボード(右)などの脱ワラ素材が使われるようになっています。

木造家屋向けには、従来のワラ床の長所を生かし、新素材をワラ床で挟んだスタイロ床(中)もあります。畳床は建築構造に合わせてどんどん進化しているんですね。

最上級品(左:熊本産ひのさらさ)には140cm以上の特に厳選された高品質ないぐさだけが使われ、丈夫なマニラ麻糸(麻引)を経糸(縦糸)にして織り込まれます。織込み密度も極めて高く、色も隅々まで均一に仕上がっています。※写真をクリックすると、拡大写真が別ウィンドウで開きます

中級品(中:1等・2等品)には110cm以上のいぐさが使われ、麻糸または綿糸を経糸にして織込まれます。一帖あたりの重さは1.5kg以上で、織込み密度も色調も概ね良好です。

下級品(右:3等品以下)は110cm未満のいぐさを経糸に綿糸または化繊糸を使って織り上げたものです。いぐさが短い分、変色したいぐさや元白が混入してしまいますが、低価格という利点があります。

最近では、いぐさの代わりに和紙や化学素材(天然樹脂・ポリプロピレンなど)を織り込んだ人工表もあります。汚れや日焼けに強い、防カビ・防ダニ効果に優れている、防水性があるなど、敷くお部屋の用途に応じた選択もできるようになりました。

[特殊織・カラー畳の一例]

畳表:きおり銀白 畳表:市松表 畳表:目積表

畳表:カラー表(赤) 畳表:カラー表(青) 畳表:カラー表(緑)

きおり銀白[上左](人工和紙表:汚れや日焼けに強い)、市松表[上中]、目積表[上右](細目織:柔軟で肌ざわりが良い)、染色表[下段]、縁無表、琉球表(手織+縁無+泥染無:目は荒いが頑丈)、不変色表、寺院用紋縁表・・・畳はどんな空間にもマッチする多彩な顔を持っています。【価格表】※写真をクリックすると、拡大画像が別ウィンドウで開きます

【畳縁のいろいろ】(ほんの一例ですが)

畳縁サンプル

畳縁サンプル

色、柄、素材・・・お部屋の表情を引締める畳縁には、住う人の「こだわり」「粋」が現れます。さぁ、あなたのセンスを活かして下さい。【ご相談・お見積依頼】 ※写真をクリックすると、拡大画像が別ウィンドウで開きます

【畳は“いぐさ”から作られます】

いぐさ田風景 いぐさ(蘭草)は北半球の温帯に生息する常緑多年草です。いぐさの茎の中は海綿状になっていて、ここに沢山の水分を含むことができます。畳に湿度調節機能があるのは、いぐさが湿気を吸収したり発散しているからなんですね。湿気の多い日本での暮らしには、昔から必須の生活素材だったわけです。

いぐさは稲よりも塩水に強いので、昔はお米の取れない干潟などの水田でよく栽培されていました。また、油もよく吸うので、昔は行灯(あんどん/部屋の明かり)の灯心としても使われていたんですよ。

【苗堀り】

いぐさ苗掘り風景 8月頃、畑苗床から苗を掘り出して水田苗床に植えかえます。更にこの苗を11月下旬に掘り出し、本田植え付け用に株を根切り調整します。

【植え付け】

いぐさ植え付け風景 12月上旬頃、根切り調整された苗を水田に植え付けます。

【先刈り】

いぐさ先刈り風景 翌年5月上旬頃、畳となる新芽の発育を促すために、いぐさの先端を刈り取り、根元までしっかり日光が当たるようにします。(この頃に出る芽が最も長く育ち、高品質のいぐさになります)

【収穫】

いぐさ収穫風景 6月下旬〜7月中旬頃になると、高品質ないぐさは1.5mくらいにまで成長します。こうなると、いよいよ収穫です。刈り取り作業は夏場の早朝や夕方、涼しい時間に行われます。

【泥染め】

いぐさ泥染め風景 刈り取ったいぐさは、その日のうちに天然の染土に漬けられます。泥染めを行うのは、いぐさ独特のよい香りや色、光沢を出すためです。泥染めのあとは乾燥機に入れ、しっかりと乾燥させます。

【織り上げ】

畳表織り上げ風景 乾燥させたいぐさは、長さや太さ別に選別され、更に傷がないかを確認された上で、1枚1枚織り上げられて行きます。畳1帖分の畳表には、約4,000本から7,000本くらいのいぐさが使われます。

【仕上げ】

畳表仕上げ工程 織り上げられた畳表は、織り傷がないかどうかなど、職人の厳しい眼で1枚1枚丹念に確認・仕上処理されます。

【出荷】

畳表出荷風景 さぁ、ようやく出荷です。いぐさを育て、畳表に作り上げるまでには、こんなにも多くの手間と時間が掛かっているんですね。

自然の恵みが匠の技によって磨かれ、私たちの生活を豊かにしてくれている・・・実に素晴らしいことではありませんか!

[資料提供:熊本県い業生産販売振興協会]
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